2016年9月23日金曜日

THE ART OF AARDMAN-The makers of Wallace & Gromit, Shaun the Sheep and Morph-


<目次(全128P:英語の本なのでご注意を)
Foreword THE ANIMATOR'S ART(6P:アードマン・アニメーションズの設立者ピーター・ロードデイビッド・スプロクストンのコメント)
AN IDEA TAKE SHAPE(18P:初期コンセプト資料?)
GETTING INTO CHARACTER(20P:キャラクター資料?)
A WHOLE NEW WORLD(22P:世界観資料?)
AN EYE FOR EBERY DETAIL(18P:背景や小道具などのディテール資料?)
MECHANICAL MARVELS(18P:機械関係資料?)
A LOVE AFFAIR WITH LIGHT(20P:照明効果資料?)
<収録作品>
モーフ(1976年?~)
ウォレスとグルミット(1985年~)
チキンラン(2000年)
快適な生活~ぼくらはみんないきている~(2003~2007年)
マウス・タウン ロディとリタの大冒険(2006年)
ひつじのショーン(2007年~)
こひつじのティミー(2009~2012年)
アーサー・クリスマスの大冒険(2011年)
ザ・パイレーツ! バンド・オブ・ミスフィッツ(2012年:DVD発売未定)
<感想>
アードマン・アニメーションズ設立40周年を記念して「THE ART OF AARDMAN」が発売されることになりました。
この本はアードマンの代表作の設定資料から一部を切り抜いた総集編のようになっています。ページ数は少ないですが、ハードカバーで高級感があり、これまでにアードマン・アニメーションズの資料本があまり出ていなかったことウォレスとグルミット ザ・コンプリートブックはまだ読んだことないのですが、「The Art of Wallace and Gromit」は日本のkindleでは読めないみたいでした)、アニメでは見られない一つ一つのシンプルに洗練された遊び心のあるアートを、じっくり眺められることから、アードマンのファンの方はマストバイです。完成したアニメーションの写真や画像よりもイラストが多く、設定資料に深く浸りたい方は満足するはずです。
逆に絵は気に入ったけど、ファンではない人にお勧めできるかと聞かれると悩ましいところです。全てを収録した設定資料集なら得るものが多く、万人にお勧めできますが、今回はページ数の少ない総集編なので難しいところです。けど、一つ一つのクオリティの高さはさすがアードマンであるし、うーん、ファンだから良いことばかり考えてしまうのはしょうがないですね(笑)