<天野喜孝とは>
1952年静岡市生まれ。竜の子プロダクション(現在はタツノコプロ)でアニメキャラクターを手掛け、以後フリーで活躍。83~86年で四年連続「星雲賞」を受賞した。95年頃からパリ、ニューヨークでリトグラフを制作。97、99年ニューヨークで大規模な個展を開催。作家ニール・ゲイマンと「The Sandman」を発表する。2000年にアイズナー賞を受賞。同年ドラゴン・コン賞、ジュリー賞を受賞(本書より引用)。
さらに詳しく知りたい方はwikipedia参照。
<目次(全125P)>
・FINAL FANTASY(ゲームソフトファイナルファンタジーのアートワークス 16P)<感想>
・Illustration(吸血鬼ハンターD、グイン・サーガ、アルスラーン戦記、江戸川乱歩などの装画 20P)
・Amano meets Aquirax(天野喜孝と宇野亜喜良の対談 12P)
・Sketch of Woman(女性のスケッチ 6P)
・Sketch of Man(男性のスケッチ 4P)
・Character Design(ガッチャマン、やさいのようせいのイラスト 10P)
・Sketch of Leaves(植物のスケッチ 6P)
・Fine Arts(女の子、ガッチャマン、様々なキャラクターの集まる集合絵?のファインアート 10P)
・Hero(天野喜孝オリジナル作品。ペインティング、リトグラフ、立体作品など様々な手法を使い世界観を表現。全体的に黒い絵が多く、戦士のような男性と機械でできた獣が登場している 6P)
・Atlier(天野喜孝のアトリエ写真 2P)
・Interview(天野喜孝単独インタビュー 8P)
・Sketch of Flowers(花のスケッチ 4P)
・How to Draw(FFVIのセッツァー、ティナ、龍、やさいのようせい、バハムートの五点の作品の制作過程。絵の具、クレバス、墨汁と筆を使用 6P)
・Sketch of Others(その他のスケッチ。幻想生物やマスクを被った悪役など 6P)
・History(天野喜孝の歴史 4P)
気に入ったのは、
・FINAL FANTASY Vのリヴァイアサン?のアートワーク(P10P11)です。天野喜孝さんの魅力は、目を惹く迫力のある構図、コントラストと幻想的な色使い、三百眼のような目をした魅力的なキャラクターたち、睨め付けるような視線とポーズが官能的であるところと個人的に思っています。
・FINAL FANTASY IXの黒魔導士ビビのアートワーク(P16)
・FINAL FANTASY VIの主人公女魔導戦士ティナのアートワーク(P18)
・吸血鬼ハンターDの装画(P24)
・江戸川乱歩の装画(P38P39、P40)
・Sketch
・Fine Arts
・Interview
・How to Draw
本書は古い絵から新しい絵まで収録され画集としての価値に、スケッチ、アトリエ風景、インタビュー、制作過程など名前通り一冊まるまる天野喜孝さんについて深く浸ることができます。特にイラストレーターを目指している人や絵を描くことに興味のある人はアトリエ風景や制作過程など良い刺激を受けると思います。勿論、天野喜孝さんのファンの方も満足するものになっていると思います。
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