2016年4月16日土曜日

ゼルダの伝説 時のオカリナ(開発、販売:任天堂)


<あらすじ>
悪しき者からハイラルを守るため、
リンクは時を超えた冒険へ。

このソフトは、1998年に発売されたニンテンドウ64用のアクションアドベンチャーゲームです。
コキリの森に住む少年リンクは、森の守護神・デクの樹サマから、森を出てハイラルの城へ行くよう命じられます。プレイヤーはリンクを操作し、ハイラルの各地を人々と出会いながら冒険していきます。
ダンジョンではさまざまな謎を解いて最深部にたどり着き、待ち受けるボスを倒さなければなりません。アイテムの使いかたを工夫したり、部屋の仕掛けを動かしたりすることで進む道が開けます。リンクを助ける妖精ナビィのアドバイスを聞き、いろいろなアクションを試してみましょう。
ゼルダの伝説 時のオカリナ - Wii Uバーチャルコンソールより

<感想>
2月28日まであなただけ割引のキャンペーン(ハイラルヒストリー割引)で本作が30%オフになっていたので買ってみました。
実は『ゼルダの伝説 時のオカリナ』は小学生の頃からクリアできなかったゲームソフトの1つでした。あまり良い思い出はないのですが、小さかった頃の自分とは違って楽しめるだろうと思い、再びチャレンジしてみることにしました。
今プレイしてどんな感想になったかを書く前に、小さい頃どこまで進めることができたのか、いかに下手糞だったのか、現在の自分と比較してみようと思います。

小学生編
・デクの樹のボス:ゴーマを倒して、次にどこに行くのかわからなくなり挫折(1回目)
・針のついた柱が回転する部屋で水中にあるスイッチに気が付かず挫折(2回目。何故か1回目のボス:ゴーマまで辿り着かなかった)
中学生編
・攻略本をみながら森の神殿までクリア。炎の神殿のメガトンハンマー入手前で挫折(攻略本があるのに何故クリアできなかったのか不明。読解力が圧倒的に不足していたのかもしれない)
動画試聴編
・クリアしていないのに、他の人のプレイする動画を見て楽しむ
以後、古いゲームソフトを売却し今までプレイせずに現在に至る

今回、時のオカリナを再びプレイした最初の感想は操作がしにくいことでした。今まで操作性の良いゲームばかりをしていて、久しぶりにNINTENDO64のゲームをプレイすると、スティックの感度に癖があり、謎の段差に躓き、カメラの視点が操作しにくい、ボタンの数が多く大変と、小さい頃の記憶もあって早速後悔の気持ちが現れました。おまけに最初のエリアである「コキリの森」はボタンの操作方法などのチュートリアルな台詞が多くて世界観に浸ることができず、更に気持ちが沈んでいきました。けど、攻略サイトを見ずにどこまでいけるのか試してみようと進めていると、「ハイラル城下町」の住人達の会話から『時のオカリナ』の世界観が語られるようになって、段々操作に慣れて面白く感じられるようになりました。
改めてプレイしてびっくりしたのは、次に行くべき場所がマップ画面で点滅していることでした。小さかった頃、いかに自分が人の話を聞いていなかったかがわかりました(汗)。ダイゴロン刀を手に入れるための、わらしべイベントもマップ画面に表示されていました。当時は全然気が付きませんでしたが、ゲーム初心者のためにこの時代から親切にしているのはさすが任天堂と思いました。
今まで自力でクリアできたゼルダの伝説(スカイウォードソード、風のタクトHD)をプレイしたこともあり、ダンジョンマップ、コンパスを手に入れた後は小まめにマップの確認をして行っていない部屋など探索をしていきました。その甲斐もあってかどのダンジョンもそこまで苦戦することなく、小さい頃にクリアできなかった「炎の神殿」をクリアすると過去の自分を乗り越えたと優越感に浸り、みんなが挫折したと小学校で噂になるくらい難しかった「水の神殿」をクリアした時は、今更ながら物凄い爽快感がありました(笑)。その後、動画を見ていたこともあって、「闇の神殿」「魂の神殿」とそこまで苦戦せずに「ガノン城」へ。無事にラスボスを倒すことができてエンディングを迎えることができました。
アイテム、アイテム所持数アップ、大妖精の泉、ハートのかけら、黄金のスタルチュラをコンプリートしてかかった時間は約30時間でした。
特にハートのカケラの入手に必要なカエルの「虫取りゲーム」は難しかったです。
『時のオカリナ』は、危機が迫っているハイラルを救うため3つの精霊石を集める、6人の賢者を集めるみたいな? 話で以外とシンプルな構造で驚きました。ハイラルの住人達の反応や話で世界観が広がっていくのが、味わいのあるものだったと感じました。
今まで苦手意識しかなかったのですが、今回でみんなから名作と呼ばれるのがわかったような気がしました。とても面白かったです。
といっても万人に勧められるゲームかと言われれば、そうではないと思いました。
今回プレイして難しく感じたところと、苦戦しそうに感じたのは、

難しいところ
・時間制限のある謎解き、イベント。
・届きそうで届かないことや、届かなさそうで届く、あやふやに見えるギミック(炎の神殿の炎のカーテンが迫ってくる部屋の真ん中の扉はジャンプでいけるとは思いませんでした)
苦戦しそうなところ
「ジャブジャブ様のお腹」に行く方法(魚をあげて口が開くというヒントを見つけられなかったです。もしかしたら見落としてたのかもしれません)
「氷の洞窟」の発見(自主的な探索で発見するしかない? もしかしたら冷気の流れがあったかもしれません)
「水の神殿」の水位を変えるギミック(小学生には難しそうに感じました)

です。
といってもそれだけではなく、魅力的なところも多くあります。

魅力的なところ
・ゼルダ特有の謎解き後の爽快感
・全てのダンジョン(デクの樹サマの中、ドドンゴの洞窟、ジャブジャブ様のお腹、森の神殿、炎の神殿、水の神殿、闇の神殿、魂の神殿、ガノン城など)のテーマ性が見えるのと、それぞれのダンジョンのテーマ性が違い、バリエーションが豊富だと感じさせる
・変わった登場人物たち

・サブイベントやミニゲームが豊富で面白いものが多い。
・音楽が良い(特にワープ音楽が気に入りました。森のメヌエット炎のボレロ水のセレナーデ魂のレクイエム闇のノクターン光のプレリュード

個人的にゲームには「子供・初心者向けゲーム」「頭の良い子供・大人・経験者向けゲーム」の2種類あると考えています。
今作は上記の難しいところや苦戦しそうなところから後者側のゲームかなと思いました。3DS版ではヒント映像の見ることのできるシーカーストーンがあり謎解きに詰まることは少なくなり、クリアしやすくなっていますが、子供向けではない部分もあって『時のオカリナ』の持つ大人に向けた魅力に気が付かないかなと思いました。
あえて大人向けな残酷な部分を隠していないのが今まで子供向けのゲームを多く遊び尽くしてきた人たちを満足させ、名作と呼ばれる理由になったのかもしれないと思いました。今更ですが、プレイしていない後者の方には是非体験してみて欲しいですね。
余談ですが、続編の『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』のVCの配信にも期待したいですね。子供の頃、友達と協力したり、攻略本みたりで一生懸命クリアしたので思い出深いです。

<お世話になった攻略サイト>
nJOY:ゼルダの伝説 時のオカリナ3Dの攻略(管理人:CJ様)

<プレイ映像>

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