2016年4月16日土曜日

メトロイド ゼロミッション(開発:任天堂)


<あらすじ>

襲いかかる最悪のシナリオ。破壊と脱出、2つの試練。
このソフトは、2004年に発売されたゲームボーイアドバンス用のアクションゲームです。
巨大生物との死闘を繰り広げ、機械生命体「マザーブレイン」破壊任務を遂行する第1部と、スーツを失った生身の体で敵の追跡をかわし、惑星からの脱出を試みる第2部。2つの異なるスリルが楽しめます。主人公のサムスは、地下迷宮に隠されたアイテムを見つけると強力なパワーアップができます。多彩なアクションを駆使してアイテムを見つけ出し、強大な敵に挑んでください。
※当時のパッケージ裏面に記載された文章をもとにしています。
メトロイド ゼロミッション - Wii Uバーチャルコンソールより

<感想>
メトロイドは探索型のアクションゲームです。比較的貧弱な装備で惑星に住むモンスターや強大なボスと戦い、入り組んだ惑星を探索してミッションをクリアするのが目的です。それだけだと難しそうなゲームと言う印象を受けますが、惑星内に主人公サムスの着るスーツをパワーアップさせるアイテムがいくつか設置されています。最初強かったモンスターが取得したアイテムによって楽に倒せるようになる爽快感、また行くことのできなかった場所に行けるように探索範囲の拡大(好奇心をそそらせる)の二点がメトロイドの面白いところだと思っています。
スーパーファミコン時代のスーパーメトロイドからゲームボーイアドバンス時代になって、更に操作性が良くなり、ジャンプや走っているだけで気持ちよく感じられるのも良いですね。
今回のゼロミッションでは原点回帰?ということなのか、ストーリー部分が少なく、想像力を掻き立てるような作りで奥深いものになっています。メトロイドのゲーム性とマッチしているように思えて、良い意味でゲームプレイを邪魔することがないです。探索途中でこの惑星の場所はどういった目的で作られたのだろう、似たような敵にどんなことがあったのだろうと考えながらすると楽しいです。
キャラクターのデザインも良くて、地球以外の惑星ということで馴染みのない形をしたモンスターやボスたちが世界観をより強く感じさせ、ゲームプレイに没入させてくれます。
ゼロミッションは過去作に比べてボリュームが少ないのが難点ですが、従来と同じくやり込み要素が豊富で、難易度やアイテム取得率(最低取得率から全取得まで)によってエンディングが変わるのも魅力的なところですね。
アイテム全取得をしたのですが、ストーリー攻略にはあまり必要にならない難しいアクションを駆使する場面があり、とても苦労しました。ですが、その難しいアクションがまた再プレイした時に役立ちそうな気がして、視野が広がっていくような感覚がまた病みつきにさせてくれます。
ちょっと愚痴なのですが、メトロイド フュージョン』『メトロイド ゼロミッション』とハマった自分ですが、2Dアクションのメトロイドがあまり発売されていないのに少し驚きました。少し調べてみると売り上げがあまり良くないようで、アメリカのアマゾンのレビューを見ても少なくなんだかなあと思ってしまいます。これだけ面白いゲームなのにどうして売れないのだろうと悲しい気持ちになりました。といっても自分も当時ゲームボーイアドバンスを持っておらず、購入はバーチャルコンソールになったあとだったのですが、やっぱりこんな良いゲームが売れないのはなんだかなあって感じです。コアな世界観が万人受けしないのか、意外に知名度がイマイチなのか、あらゆる人を騙して一度でもやらせてみたいですね(笑)
これからメトロイドをやろうかなと思ってくれた方は是非『メトロイド ゼロミッション』をお勧めします。初代のリメイクなので話の流れを気にせずに、また全体的な難易度も易しい方なので最適かなと思います。次にやるのは『メトロイド フュージョン』と言いたいですが、話の流れがあるので『スーパーメトロイド』のプレイかなと。アドバンス版と操作性が少し違うので慣れるのが大変かもしれないですが、シリーズファンから一番の傑作と言われているので是非やってみてはどうでしょう。
最後に余談ですが、ゼロミッションの鳥人像の手の中に入ると体力やアイテムを回復させてくれるのですが、『スーパーメトロイド』で鳥人像はボスとして戦ったので、なんというか妙に親しみを抱きにくい感じが面白かったですね(笑)
<お世話になった攻略サイト>
メトロイドゼロミッション攻略

<インタビューなど>
『メトロイド ゼロミッション』開発スタッフインタビュー - 任天堂
METROID ZERO MISSION OFFICIAL SITE DVELOPMENT ROOM METOROID FAQ

<プレイ映像>

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