人の動くその場所では、どこかルールのようなものを感じる。この色までのコートを着て、髪型もここまでなら大丈夫、髪の色もといった具合に決められているみたいに、多くの人はそんな格好でいる。
そこから外れると目立ってしまう。
派手な金色のコートを着た、長く紫色の髪をした男が歩いていると、周囲の人が物珍しそうに見る。
男は気にしないで歩いているつもりだったが、次第に何度も見られていることが恥ずかしくなり、小走りでどこかへ行ってしまった。
次の日、男は街を歩いている。
見ると地味なコートを着て短い黒の髪だった。
出る杭は打たれるように、多くの人から外れた行動を取ると、人を変人のように思っている見ているように思う。
みんなは同じような格好をしていてつまらないと感じないのだろうか。
歩く人を見るだけで、地味な色が現実を見せつけているみたいで、目が疲れてしまう。
これが日本人なのかなと勝手に思ってしまう。同じでいることで安心感を得て、背伸びをしないで黙っている。
本当にそれが日本人なのだろうか。
最近、日本人と英米人の比較について面白いホームページを見つけました。
そこに載っていたことを箇条書きにして、簡単に比較できるようにしてみたいと思います。
<日本人>
・だんまりの人が多い
・タテ社会(上下関係のある序列社会)
・小さなものを好む(短歌や俳句など)
・曖昧な表現を使う
・守勢型の反応を取る
・義理と人情に板挟みされる
・多神教
・権威主義(自分で得た知識より、権威者の言葉を信じる)
・集団主義
・子供に甘い
・敬語が発達している
・恥の文化(世間が恐ろしい。罪を告白しても心は軽くならない。それどころか、悪い行いが世間に知られない限り心を悩ますことはない)
<英米人>
・おしゃべりな人が多い
・ヨコ社会(階級や職業などの階層に分かれた資格社会)
・多民族国家
・競争社会
・攻撃型の反応を取る
・善と悪と決める
・一神教
・経験主義(自分の体験が基準)
・個人主義
・子供に厳しい
・契約社会
・罪の文化(神が恐ろしい。しかし、神の思う罪を犯してしまっても、告白することで、心を軽くすることができる)
・犯罪王国
・銃社会
<感想>
それぞれの国の特徴をまとめたものですが、一概に日本、アメリカ、イギリスの全員がそうなっているわけではないと思います(当たり前ですが)。
日本ってイライラするなと思って、他の国はこうじゃなくて羨ましいと、漠然と思っていたんですが、やっぱり隣の芝は青い感じでした。どちらが良いとは一概にいえず、悪いところもあって、良し悪しつけられないですね。
日本に住んでいるのに、日本文化に馴染めないのはなんでなんなのか自分でもよくわからないです。
国際的になった影響で、多くの見識が入ってきて、変わったからなのか。それともうちの親族の繋がりが希薄で、日本の文化を体験する機会がなかったからなのか。
けど、そういう家も以外と今は多いんじゃないかな。
それでも日本の文化を認めたり、もしくは諦めたりしている人もいると思うので、一概には言えず、まあ、あまり考えると生きづらそうです。
文化は生きている世界みたいなもので、それを否定し始めちゃうと、生きている世界そのものを否定しているように思えて、憂鬱になりますね。
だったら、諦めて合わせるなり受け入れるなりするか、違う文化に映ったり関わらないような位置に行ったりする必要がありそうです。
生まれたとき以前にそういう文化があるのって大変だなと思う反面、文化から法律などができたとしたら、今こうして平和に生きていられるのも昔の人に感謝しないといけないのかもしれないですね。
けど、それでもやっぱり嫌な物は嫌ですね(笑)。
もっとみんなが生きやすい文化を作ってくれれば良かったのにと思います(笑)。
神様的な視点に立つと、各国でそれぞれ文化が違っていて面白いんでしょうけど、その国に住んでいる人にとってはどうなのかなと思います。
親も完璧でなければ神もまた完璧ではないのだと言ったら、誰かや神に怒られるかもしれないですね。
<引用・参考ホームページ>
ことわざの文化-ことわざに見る英米文化と日本文化-
とても面白いことが書かれているホームページです。詳しく知りたい方は是非見てみてください。
ホームページを作った安藤邦男さんは本も出しているみたいです。
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