<ゼルダの伝説 風のタクトとは>
2002年12月13日に任天堂より発売されたニンテンドーゲームキューブ用アクションアドベンチャーゲーム。さらわれた妹を助けるため、そして世界を守るために主人公リンクが大海原へと旅に出る冒険物語。トゥーンレンダリングを採用した独特のグラフィックは発売前から批判もあった。2013年9月26日にグラフィックをHDにリニューアルし、ゲーム内容もチューニングした『ゼルダの伝説 風のタクト HD』がWii U専用ソフトとして発売された。
詳しくはwikipedia参照。
以降は『ゼルダの伝説 風のタクト HD』のレビューです。
<舞台>
・49の島々(大型の島が4つ)
・7つのダンジョン
<操作性>
快適(ゼルダシリーズ未経験者にとっては慣れるまでに時間がかかる)
<難易度>
普通。
戦闘は、かなり大味(に感じた)でコツを掴むまで何回もゲームオーバーになるかもしれない。またタートナック、マグテイル以外特殊攻撃の使いどころが見つからなかった(上手い人は使いこなしているだろう)。また敵の動きが多彩で、時のオカリナに比べて難しく感じるかもしれない。
謎解きは、頭で閃かなくともできるものが多い。スカイウォードソードよりは難しいが、ミーバースと共有するチンクルボトルがサポートとして機能しているため、詰まることはないかもしれない。
<難所>
細かい謎解き(一面のボスや風の賢者を探す、など)
辛口モードでは、魔獣の洞窟で苦戦するかもしれない(妖精3つ使ってクリアできました)。
<WiiからWiiUゼルダへ>
今作、風のタクトはリメイクされたということもあり、Wiiのスカイウォードソードの体感型の操作と違ってボタン操作で剣を振る。昔ながらのゲーム操作の融通のきかないことにイライラするかもしれないが、その代わりにゲームパッドがある。手元の画面でマップを確認しながら進んだり、アイテムの選択をするのは直感的でスムーズにプレイを楽しめる。今までゼルダをやってきた人にとっては革新的に思え、新作に対する期待が持てる。
画質については、ゼルダのHD化はとても綺麗だ。アニメーションタッチなのだが、メリハリがあってキャラクターを魅力的に見せている。光や影の表現が良く、風のタクトの世界観に深く浸ることができる。
ゼルダプロデューサーの青沼英二さんの言った「海、空は単色の青で構成されているのに、奥の方まですっきり見える抜け感が凄い」が今作をぴったり表現している。
<評価・感想>
長くゼルダシリーズをやっていると、今作風のタクトはムジュラの仮面とはまた違う異色作に思うだろう。今までほとんど表情を見せず、感情の起伏が少ないリンクだったが、風のタクトでは生き生きとしている。笑ったり困ったりする顔を見せ、ボスを倒してぴょんぴょんと跳ねて喜びを表現していると、思わず抱きしめたくなるくらい可愛らしい(笑)。等身の小さい猫目リンク(本作のリンクはそう呼ばれているらしい)の頑張る姿は、自然と応援したくなり、クリアするモチベーションに繋がるだろう。時間の許す限りプレイが途切れなくなる。更にテトラ、メドリなどの魅力的なキャラクターに、熱いストーリー展開が加わって、プレイに没頭することになる。
だが、悪いところもある。今作は壁に張り付く、這うといった動作があるのだが、あまり使う場所がないこと。全体的にダンジョン、ストーリーがこじんまりしているように感じてしまうところがある。
欠点はあるものの、ゲームキューブで発売された時に買っていない人には是非プレイしてみて欲しい。全体的に規模が小さく感じるかもしれないが、やり込みが充実していて、長い時間楽しむことができる。またWiiUゲームパッドを使った新しいゼルダとして体験してみて欲しい。
二週目、ハートのかけら、フィギュア、宝のマップ、その他アイテムをコンプリートして約50時間でクリアできた。私は攻略本を使ったので、自力でするともっと時間がかかるだろう。
<満足度>
★★★★☆(星4つ)
<どんな人に向いているか>
・誰にでも
<どんな風に遊ぶのに向いているか>
・じっくり遊びたいとき
<PV>
<CM>
<特別版CM>
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