Splatoon（開発： 任天堂情報開発本部制作部第2グループ、発売：任天堂）

＜Splatoon（スプラトゥーン）とは＞
インクを撃ち合うアクションゲーム。主人公はヒトの姿に変身できる「インクリング」という名前のイカ。
ヒトの姿ではインクを撃って「ナワバリ」を広げることができる。ただしインクには残量がある。イカの姿になるとインクに潜る。床でも垂直な壁でもインクが塗ってあればヒトのときより高速に、自由に泳ぐことができ、潜ったまま隠れていることもできる。同時にインクの残量も回復する。
タイトルは「Splat（ピシャッという音）」と「Platoon（小隊）」を合わせた造語。
本作は発売から半年程無料でアップデートされ、新しいルール、ゲームモード、ブキなどが順次追加されていく予定。

詳しくはwikipedia参照。
以降は今作をプレイした私のレビューです。

＜舞台（ナワバリバトル）＞
・デカライン高架下
・ハコフグ倉庫
・シオノメ油田
・アロワナモール
・Bバスパーク
・ホッケふ頭

６ステージのうち２ステージが４時間ごと順番に選ばれる（公式サイトで確認できる）。ステージは今後アップデートで増える予定。また各ステージによって多様な戦略が練ることができ飽きがきにくい。
・モンガラキャンプ場（追加済み）
・ネギトロ炭坑（追加済み）
・モズク農園（追加済み）
・ネギトロ炭鉱（追加済み）
・タチウオパーキング（追加済み）
・モンガラキャンプ場（追加済み）
・ヒラメが丘団地（追加済み）
・マサバ海峡大橋（追加済み）
・キンメダイ美術館（追加済み）
・マヒマヒリゾート＆スパ（追加済み）
・ショッツル鉱山（追加済み）
・アンチョビットゲームズ（追加済み）

＜操作性＞
快適。シューティングゲームでは狙いを付けるのが難しいのだが、ジャイロ機能により直感的に狙いを定められ初心者でも入りやすくなっている。

＜難易度＞
絶妙（ゲームが苦手な人でも楽しい）。

＜オフライン（ヒーローモード）について＞
全２７ステージと５つのボス戦で、ステージはミステリーファイルの収集要素あり。
ヒーローモードもよくできており、面白いギミックを見ていると今後のアップデートに期待が持てる。ナワバリバトルで使える武器の設計図もここでしか手に入らないので、オフライン（ヒーローモード）、オンライン（ナワバリバトル）で差別化が計られている。

＜評価・感想＞
Splatoonは去年のE3発表当時から知っており、楽しみにしていたのだが、途中マリオカート８のオンラインの苛烈さにやられてしまい、オンラインゲームそのものに興味をなくしたように、Splatoonもそうなった。
だが、普段ゲームをしない友人が「一緒にやらない？」と誘いを受けて渋々買ってプレイすると、あまりの面白さに度肝を抜かれた。Xbox360のキラーソフト、Gears of War以来の衝撃を受けた。
今までTPSのゲームがこんなにあったのに、Splatoonを思いつかなかったのか不思議でならない。横井軍平さんの言った枯れた技術の水平思考が成され、業界に風穴を開けるようなゲームができて驚いている。
インクの塗った面積で勝敗が決まるので、相手に狙いを付けるのが下手な人でも床を塗るだけで活躍できる。強い相手に出会っても、敵のインクの上では動きが遅くなるのを利用して相手の逃げ場をなくして倒したり、インクの中に隠れて待ち伏せしたりなど、ゲームの上手い下手の差があっても勝つことができる。また直接戦わずに、有利な立地（高台）から防衛戦に持ち込んだり、混戦の間を縫って裏取りしたりなどして別の形でも貢献できる。これらの多様な戦術と個性的な武器（メイン、サブ、スペシャルウェポン）がランダム要素として働き、ゲームが苦手な人でも楽しむことのできるバランスは最高と言うしかない。まさにWiiUのキラーソフトになり得るもので、この面白さを店頭で体験できるよう手配して欲しいと思ってしまう（笑）。

＜ちょっと気になること＞
ここまで良いことばかり書いてきたが、気になっていることがいくつかある。
一つ目は些細なことだが、友達とする時、必ず同じチームになれないこと。強弱を均等にするためには仕方のないことだが、Skypeで話しながら協力するのは非常に楽しく、それゆえに残念だ。Splatoonは今後アップデートしていくそうなので、もしかしたらフレンドと一緒のチームに入るモードが追加されることを少し期待している。
二つ目は、マリオカート８のような上級者向けのテクニックが出てしまうのが心配だ。それができなければ勝てないバランスになってしまったら、気軽に楽しめなくなってしまうだろう。

最後にオフラインのみでプレイしようと思っている方へ。正直、それだけではもったいない。ヒーローモードはよくできているが、それ以上にナワバリバトルが多様性のとんだ面白いものになっているので、是非オンラインに繋いでプレイして貰いたい。

＜満足度＞
★★★★★（星５つ）
＜どんな人に向いているか＞
・誰でも
＜どんな風に遊ぶのに向いているか＞
・気軽に遊びたいとき

＜PV＞