2016年4月16日土曜日

じっくり絵心教室(開発:Kuju Entertainment、販売:任天堂)



<じっくり絵心教室について(パッケージ背面より)

じっくり絵心教室は大きく分けて3つのことができる
・わかりやすいレッスン(段階を踏んだ丁寧なレッスンで絵画の基本的なコツを学べる)
・豊富な画材(鉛筆、色鉛筆、絵の具、パステル、木炭などの豊富な画材をお好みで使い分けたり、組み合わせたりしての表現)
・制作過程をおひろめ(作品をSDカードJPEG画像で保存、プリントアウト、描く様子を動画で録画しYoutubeに投稿)

<レッスンについて>

基本コース
・入門レッスン:トマト(はじめての方にオススメ。操作方法や絵の基本を紹介)
・レッスン1:リンゴ(鉛筆でリンゴを描く。線やトーンの基本を紹介)
・レッスン2:カラーリリー(木炭でカラーリリーを描く。形や立体感について紹介)
・レッスン3:イチゴ(パステルでイチゴを描く。色の基本について紹介)
・レッスン4:タマゴ(絵具でタマゴを描く。色温度や光の反射の基本について紹介)
・レッスン5:草原(パステルで草原を描く。風景の構図について紹介)
・レッスン6:海岸(絵具で海岸の景色を描く。遠近法について紹介)
応用コース
・レッスン1:花と陶器(絵の具で花と陶器を描く。静物画の描き方を深く学ぶ)
・レッスン2:ネコ(鉛筆でネコを描く。動物の形、姿勢、動きの描き方を学ぶ)
・レッスン3:庭園(パステルで庭園を描く。風景や建物の描き方を学ぶ)
・レッスン4:胸像(木炭で胸像を描く。人物の描き方を学ぶ)
画材コース
・鉛筆
・パステル
・色鉛筆
・木炭
・絵の具
基本コースにミニレッスンが1つずつ、応用コースに2つずつあり。

<その他の機能>
・フリーペイント(室内写真、パノラマ写真など用意されたものをスケッチできる。勿論、参考画像を使わずに描くこともできる)
・動画(自分の描いた絵の過程を再生。最大四倍速まで早送りできる。Youtubeへの投稿も可能)
・ギャラリー(お気に入りの作品をかざれるギャラリー。フレームをつけてより本格的な装飾も可能)
などなど

<感想>

良いところ
・ハッチング、寒色と暖色の効果、水彩絵の具の塗り方など、ちょっと絵の勉強について調べて出てこないような本格的なレッスン体験ができる
・鉛筆やパステルで描いている時の音が本物に近い音で実際に使っているように感じられる
・任天堂のコミュニティMiiverseに投稿でき、絵日記や絵に対する人の反応などの機能を利用できる
もやっとするところ
・レッスン内容は基本コースでも後半から難しく感じる。応用コースは相当難しい
・お手本がかなり上手く、自分の絵がお手本通りに描けないとやる気がなくなる
・ミニレッスンが説明不足に感じる

このソフトのためにWii Uを買うのは絵の勉強に熱心な人や、絵が上手な人以外やめておいた方が良いと思います。逆にWii Uを持っていて本格的に絵の勉強をしたい、描きたいと思う人は、現実の教室で勉強することを考えれば、かなりお得な値段のソフトなのではないでしょうか。さらに踏み込むと自分の絵に何が足りないのかわかる人、自由に絵を描きたい人には、レッスンはあまり向かない気がします。絵で何が足りないのかわからない人や絵を上手く描きたい気持ちのある人はレッスンで上達していくと思います。
ここから感想ですが、自分の絵がお手本と比べて下手糞になると相当なストレスが溜まります(笑)。なので、あまり意固地にならず適当で柔軟な考えを持ちながら試行錯誤するのが良い気がします。仕事など、簡単に容量が掴めるものではないと割り切って考えながらすると長く続くと思います。辛くなったらとにかく楽しむことを考えるようにした方が良いです。
このソフトをすれば自由に絵が描けるわけではないですが、キャッチコピーの「ちょっとしたコツで絵がうまくなる」通り、買う前より上手く描けるようになるのは間違いないと思います。

<紹介映像>

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